痩せて気弱な弟と“古代魔術オタク”でハチャメチャな兄。
亡き父が遺した魔術で父を1日だけ蘇らせようとするが、生き返ったのは下から半分だけ!
兄弟は、完全再生に必要な地図や剣や石を探して無茶な冒険に出る。
“剣と龍と魔法モノ”をピクサー流に調理したら、美味しい、良質なコメディに仕上がった。
子どもたちが世の中のルールから開放され、魔法のルールに集中できる爽快感。
いわゆる“空想動物”の苦笑を誘う造形もサイコー。
剣と龍と魔法モノ”をピクサー流に調理、美味しい、良質なコメディに
痩せて気弱な弟と“古代魔術オタク”でハチャメチャな兄。
亡き父が遺した魔術で父を1日だけ蘇らせようとするが、生き返ったのは下から半分だけ!
兄弟は、完全再生に必要な地図や剣や石を探して無茶な冒険に出る。
“剣と龍と魔法モノ”をピクサー流に調理したら、美味しい、良質なコメディに仕上がった。
子どもたちが世の中のルールから開放され、魔法のルールに集中できる爽快感。
いわゆる“空想動物”の苦笑を誘う造形もサイコー。
女は二度決断する
家族を理不尽な理由で殺されたら、自分はどういう行動に出るか──誰しも考えたことがあるのではないか。
舞台はドイツ、ハンブルク。主人公の女性はトルコ系移民である夫と結婚し、6歳の息子とともに幸せな生活を送っていた。しかし外国人排斥を正義だと信じるネオナチの若い男女により、ある白昼、夫と息子は突如爆殺されてしまう。
夫に薬物犯罪の前科があったことも災いし、司法の判断は彼女の傷口に塩を擦り込むようなものだった。
ダイアン・クルーガーの胸が締め付けられるような表情、カンヌ主演女優賞も納得。
【CDジャーナル 2018年11月号掲載】