Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

CD

趣味の演芸/清水ミチコ

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キャッチ・コピーは“趣味をこじらせ10枚目”で、タイトルが『趣味の演芸』。「これは素人芸の延長で、悪気はないんですよー」と言い訳した上で、悪気ありまくりのモノマネの数々。世の中をナメている(笑)。もはや伝統芸のユーミソや矢野顕子らの安定感に甘…

清水ミチコ物語

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デビュー25周の清水ミチコ、モノマネCD7枚のベスト盤である(このジャンルに“ベスト盤”という概念があり得たんだ!?)。ユーミンや桃井かおりなど彼女の古典的名技での熱唱を始め、作曲法の模倣やピアノ技術など、お笑いの裏に音楽的素養を感じる点は多いが、…

Heart to Heart / 槇原敬之

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槇原が最近、"降りて"きている。あざとい音楽チャートは気にしない一方、TVでは妙にハイ・テンションで、親しみやすくも孤高の崇高性を守っていたのが今まで。が、今や彼はバラエティ「新堂本兄弟」で毎週ヒナ壇に上がり、昼の主婦番組ではキャッチーなジン…

不安の中に手を突っ込んで / 槇原敬之

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“ラブ”から“ライフ”へ、ゆっくりと歌のテーマを移してきた槇原。以前はその乖離がぎこちなかったが、デビュー20周年目の本作では、両者すっかり馴染み合っている。“40歳のおっさんの恋がテーマ”という「In love again?」はおっさんなりに切なく、夏川りみへ…

今、蘇る国鉄〜音の旅〜

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鉄道マニアには読んで字のごとくの“乗り鉄”“模型鉄”だけでなく、写真専門の“撮り鉄”、音声音響専門の“音鉄”などがいるとは聞いていたが……。昭和45年に国鉄が個人旅行の拡大を狙って打ち出した“ディスカヴァー・ジャパン”キャンペーンの勢いを借り、コロムビ…

Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LOVE / LIFE

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デビュー20周年を記念した本人監修のベスト盤。 21歳でデビューした頃の“ラブ”と、40歳になった(2010年当時)今の“ライフ”、槇原が葛藤しながら大切にしているものが選曲からも伝わってくる。セルフライナーが槇原らしい素直さで、“「SPY」は残念ながら実話…

バッタもん / 清水ミチコ

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「音楽誌で清水ミチコ?」と思う人がいるとすれば、テレビでの“無難な”彼女しか見たことがないのだろう。彼女の芸に含まれる音楽的要素は、プロも一目置くところ。2009年2月には清水がモノマネの定番とするあの矢野顕子が、自らのライヴに清水を招き、ピアノ…

戦場カメラマンの唄

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戦場カメラマンとして各国の紛争地帯を回りつつ酒浸りの日々を送り、マンガ家の西原理恵子の家に転がり込んでからは“文章の書けない文筆家”として活動していた鴨志田穣。2007年3月腎臓癌により42歳で逝去。彼が病床で綴った詩をもとにつくられたのが本CDで、…