Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ロイヤル・セブンティーン

ニューヨークで母親と暮らす17歳の少女、ダフネ。ウエイトレスのバイトも楽しくて、何の不満もない生活なのだが、唯一気になっているのが父親のこと。実は彼女、イギリス貴族の落とし子だった…! 父親に会いたい一心で家出してロンドンまで出向いたものの、そこにいたのはイジワルな義母と義妹。突然上流階級のパーティーに出ることになったのに、義妹にウソのドレスコードを教えられ、あわや赤っ恥!……となるはずが、機転を利かせて拍手喝采。それどころか持ち前の天真爛漫さが王女様にも気に入られ……。要するに、“少女マンガ”である。日本ではすたれた、王道の少女マンガ。そしてこれが、意味深ぶった物語の解釈に疲れた身には、けっこう楽しめたりする。単純で悪いか。

【CDジャーナル 2004年06月号掲載】