Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

カレンダー・ガールズ

 夫を失った仲間を励ますために、イギリスの片田舎の婦人会がヌード・カレンダーを企画。なんとモデルは自分たちだという。揶揄する周囲の声にオバサンたちの友情と結束はかえって高まり、できたカレンダーも大評判となって──。古来“裸になるべき”は“若い女性”である。それを逆手にとってオジサンが脱げば『フル・モンティ』に、若い男の子が脱げば『ウォーターボーイズ』に、そしてオバサンが脱げばこの『カレンダー・ガールズ』になる。つまりこの三つは物語としては同じ。ありがちだと言っているのではない、だからこそ安心して楽しめるのだ。意を決して裸になるオバサンたちの緊張した顔、ヤケになってする会話、本当にキュートで可笑しい。

【CDジャーナル 2004年12月号掲載】