Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

スウィングガールズ

エンジのジャージ姿で東北弁をまくし立てる女子高生たちが、「野球部の男子、カッコよぐない?」「補習よりは楽しいべ?」「てか、騒げりゃなんでもええべさ」と始めたのが、ジャズのビッグバンド。吹奏楽部の代理で野球部の応援をするというのを口実に、ホントはただバカを楽しんでいただけ、だったはずなのに──あとは矢口監督お得意の「あり得ないけど笑っちゃう」熱くて切ない青春ムービーとして、圧巻のラストまで突っ走るのみ。吹き替えでなく、演じる女子高生たちが実際に猛特訓した(そして着実に上達していく)「A列車で行こう」「ムーンライトセレナーデ」「シング・シング・シング」など往年のスタンダード・ジャズ・ナンバーが楽しい。

【CDジャーナル 2005年05月号掲載】