Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

最凶女装計画

『最終絶叫計画』のウェイアンズ兄弟が送る、くだらなすぎて痛快なコメディ。ノリがいいだけで失敗ばかりのダメ刑事二人組が、くそワガママなセレブ姉妹を誘拐から守る任務に。何を思ったか二人は、特殊メイクで彼女たちになりきり、身代わりとなってパーティ会場に乗り込むが──。黒人ダメ男から白人セレブ女への“明らかにバレバレな変装”を、気づかなかったことにして観るのがコツ。劇中の人物もみな頑張ってます、変装大女を見て「ヒュ〜♪」とか「ひさしぶりね!」とか。ステレオタイプの黒人像を笑いの対象にするのはいいとして(監督も黒人だからこその余裕)、明らかにネタにされているヒルトン姉妹からよく文句が来なかったな、と思います。

【CDジャーナル 2005年10月号掲載】