Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ホステル2

東欧の保養地にある一軒の安宿……そこはじつは殺人愛好家たちの出先機関だった! 宿泊した若者たちは知らない間にオークションにかけられ、さまざまに趣向を凝らした拷問で殺されていく──まるで都市伝説のような不気味な物語を具現化して大ヒットした前作の設定もそのままに、今回はいたぶられる旅行者を若い女性グループに変え、さらに殺人組織の内側も垣間見せることで目新しさをキープした。いやあ、今回もグロテスクです。映画館から途中退場者続出というのも納得。しかも飽きられがちなホラー要素は前半にまとめ、後半はハリウッド的なお約束を逆手に取って唖然とさせる筋運びで、ある意味スカッとした気分に。イーライ・ロス監督、遊んでます。

【CDジャーナル 2008年4月号掲載】