Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ヘアスプレー

変態監督として名高いジョン・ウォーターズが88年に撮った同名の原作映画には彼らしい毒味や下品さがあったが、2002年にブロードウェイでミュージカル化された際にポップでキュートな物語に転化して大ヒット、本作はその再映画化だ。舞台は60年代の米国下町、おデブで陽気な女子高生トレイシーは、テレビ局の人気ダンス番組に出られることになって大喜び。だが番組の裏側にあったのは、当時は当たり前の差別や格差……とくに黒人ダンスが日陰者扱いされていることに腹を立てた彼女は、街の人を巻き込んで大胆な行動に! 主人公の母親を男優が演じるのが原作からの伝統で、今回はあのジョン・トラボルタが着ぐるみの巨大なお尻でフリフリダンス、爆笑!

【CDジャーナル 2008年05月号掲載】