Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

片腕マシンガール

最愛の弟をイジメで殺された女子高生。命を賭けた復讐を誓うが、相手はヤクザで忍者の末裔! 敵に切り落とされた左腕にマシンガンを装着し、殺人マシンと化した彼女は、血飛沫の広がる闇世界に身を投じ──。グロ描写の連続で公開の目処も立たず、まずはYouTubeに予告編を流したら150万アクセスの大ヒット、海外から火がついた。グラビア・アイドルやAV出身の美女を集めたが、直接的なエロ描写はパンチラ程度。それより“少女+マシンガン(男性性の象徴)”とか“鋼鉄製のドリル・ブラが少女を襲う(疑似レズ性交)”とかの屈折したエロス表現が際立つ。“海外から見た勘違い日本”をギャグにしてるのは『Kill Bill』への返歌か。壮絶なバカ映画。

【CDジャーナル 2009年03月号掲載】