Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

スネークマンショー「楽しいテレビ」

気がつけば30年も昔、ラジオを中心にコントとDJを融合させた独特の文化を流布し、お笑いと音楽という二分野の後進に多大な影響を残したスネークマンショー。LPやカセットの音源は2003年にCD化されたが、84年発表のビデオ映像は、今回が初のDVD化。伊武雅刀をメインに当時舞台演芸で頭角を現していた面々が客演(現在はみな怪優・怪人に成長、今見るとみんな若い!)、真顔で繰り返すブラック・ギャグはシュールでシニカル。「分かる人だけ笑え」という姿勢は今も健在で、豊富な特典資料も通好み。彼ら唯一の映像作品だけに実験的な要素も目立つが、VHS & βでの発売当時は税込み16,800円の高額商品だったんだ、マニアには資産価値ありです。

【CDジャーナル 2009年04月号掲載】