Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

アイアンマン

緻密なCG技術は珍しくないこのご時世だが、その緻密さの上にここまで粗っぽく荒唐無稽なストーリーを載っけてきたのは大胆。主人公トニーは天才発明家にして軍需企業のトップ、マリブの豪邸に住む大金持ちの女ったらし。ある日テロ組織に誘拐され、隠れ家で新兵器の開発を強要された彼は、敵の目を盗み、ありあわせの部品を改造して(!)脱出用のパワードスーツを作り上げる! 無事帰還した彼は、テロ撲滅のために自らが超人“アイアンマン”となることを決心して──。手作りスーツで空を飛ぶは、火を吐くは、ミサイルを放つは、って、なんでもありかい! アメコミ・ヒーローも出尽くした感があったが、まだまだいろんなのがいるなあ……。

【CDジャーナル 2009年05月号掲載】