Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ヤッターマン

デビルマン』『キャシャーン』に『ハットリくん』、『どろろ』『鬼太郎』『キューティーハニー』と、古い人気アニメを実写化した挙げ句に死屍累々と珍作の山が築かれた近年──に、さらに70年代後半に日本中の小学生をギャグ汚染した『ヤッターマン』を実写化。が、心配無用、今回の出来は上々だ。昔を知る人には懐かしい“ビックリドッキリメカ”や“おだてブタ”、「全国の女子高生の皆さーん!」「お仕置きだベェ」などの決めゼリフ。すべてが忠実に再現されていて、思わず爆笑。原作のハチャメチャ感と、三池監督のアナーキーさが見事にマッチした。深田恭子演じるドロンジョたちの“ドロンボーダンス”だけでも見応えあり! つかこの映画、深キョンの一人勝ちです。実はこの役はアンジェリーナ・ジョリーにオファーしてたとかの噂、おっとり型の深田にこの役がやれるのかとの下馬評もあったけど、深キョンで大正解、ドロンジョ様最高! アニメの名シーンの再現や、原作声優のカメオ出演にも注目。

【CDジャーナル 2009年11月号掲載】