Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ナイトミュージアム2

誰もいない夜の博物館では、魔法の石版の力により、すべての展示物が命を持って動き出す──2006年の大ヒット作の続編。今回は舞台を巨大なスミソニアン博物館に移し、登場キャラも倍増。化石の恐竜や騎兵隊、古代エジプト王にモアイ像、はてはダース・ベイダーまでが命を得て蘇り、縦横無尽に画面を走り回る。この感覚は何かに似ているなあと思ったら、子どものころボロボロになるまで読み返した“飛び出す絵本”だ。話の内容よりも、ページをめくるごとに飛び出してくる“視覚効果”にワクワクしてた。前作にはなかったロマンスの要素も挿入、それを盛り上げるのが“歌うキューピット隊(の石像)”で、場面に合わせ賛美歌からヒップポップまで熱唱しやがるのに苦笑。家族団欒向けの佳作だ。

【CDジャーナル 2010年02月号掲載】