Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

恋するベーカリー

女好きの夫の浮気で離婚し、10年も離れていた元夫婦が、息子の大学の卒業式で再会。思わず焼け木杭に火が付いて──。とにかく元気に言い寄ってくる元夫と、物寂しさからそれを拒めない元妻。両者とも子どもっぽくて憎めない(娘や息子のほうがよほどしっかりしていて笑える)。今更だが、メリル・ストリープの上手さには舌を巻く。本作の主人公は、年増だが可愛くて茶目っ気があり、いい加減で流されやすい女。『プラダを着た悪魔』とは180度別人。タイトルは乙女風だが実は下ネタ頻出のアダルト・コメディなので、家族での鑑賞は要注意!

【CDジャーナル 2010年08月号掲載】