Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

RED

これは痛快! 上品に微笑んでバズーカをぶっ放す老婦人。洗脳で狂人と化したが、ときどき絶妙な真実を言い当てる退役軍人。引退後に初めて恋をし苦悩する元敏腕スパイ。そう、彼らはかつてCIAやMI6、KGBで活躍し、今は年金で隠居する老人たち。静かな隠居生活を楽しみつつ、若く猛々しい日々を懐かしんでいる。そこへ突然、暗殺部隊が現れた!? 彼らは、あまりに多くのことを知りすぎた“RED”、「極度に危険な隠居老人」だった──こんな飛んだ物語を、豪華な往年の老優陣が演ずる。傑作、当たり前だ。

【CDジャーナル 2011年06月号掲載】