Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

夢印 / 浦沢直樹

数十年来の浦沢直樹さんのファンなのですが……

ええええーーー? 先生、どうしたの? 長編化傾向が続いていたなか珍しく1巻完結で期待したのに、物語として成立してないような……。

最初カタコトだったフランス人の兄ちゃん、いつの間に日本語ペラペラに?
ダンボール2箱にあれだけの荷物が入りますか?
赤ワインの女は「偶然」で済ます??
クリーニング屋の旦那はどこ行った?

パイナップルARMY』や『MASTERキートン』のころは1話たった数ページで毎回コンスタントに読者を唸らせるほど上手なお話を作ってらっしたんだけどなあ。。

Amazonのレビューでは「見事な伏線回収」とか書いてる人もいらっしゃいますが、そもそも回収すべき伏線がないようにすら思えます。

過去の偉業への敬意と、未来への期待を込めて、ファンであることはやめません。

【雑誌未掲載】