Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

プリンセス トヨトミ

万城目学原作の壮大なホラ話を映像化。ホラをホラとして楽しむ度量があるかどうかが肝。1615年、大坂夏の陣豊臣秀吉一族は徳川に根絶やしにされた……はずだったが、ただ一人の生き残りがいた。忠臣らはその末裔を代々見守り続け、早400年。実は大阪は、今も豊臣家を元首とする極秘国家、“大阪国”だったのだ! 東京から来た3人の役人がこの機密に気づき、大阪国が機能停止する大騒動に──。あっちにもこっちにも話の破綻があるが、それはそれで楽しむべし。綾瀬はるかの素っとぼけた演技が◎。

【CDジャーナル 2011年12月号掲載】