Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

50/50

アダムはシャイで几帳面な27歳の青年。だが周囲には、奔放な彼女、女好きの親友、お節介な母親に認知症の父親と、彼の生活をかき乱すような人ばかり。しかし彼はそんな生活を楽しんでいた──突然のガン宣告を受けるまでは。5年後の生存率は50/50。米国では「ガンは良い病気だ、十分な死に支度ができるから」とも言われるが、現実には、自らの死を納得して受け入れることは難しい。ただ、死を見つめることは自分の生を見つめ直すこと。悪くない。アダム役の若手俳優は日本人にも受けるはずの注目株。

【CDジャーナル 2012年07月号掲載】