Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

リンカーン弁護士

高級車リンカーンの後部座席を事務所代わりに使う一匹狼のクセ者弁護士、ハラー。金のためなら多少の不法行為も気にしない。が、類は友を呼び、彼に助けを求める依頼人もクセ者ばかり。ある日突然の依頼に応じた彼は、次第に自分が何らかの陰謀の中にいると気付く。過去に自らが担当した殺人事件に関わる策略に──。米国きっての犯罪小説の巨匠、マイクル・コナリーの原作だが、映画の印象は全体的にやや平坦。小説のような細かい心理描写ができない分、どこかに派手に魅せる要素が欲しかった。佳作。

【CDジャーナル 2013年01月号掲載】