Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

LOOPER / ルーパー

B級になりがちなタイム・パラドックスものとしては珍しい傑作。時は2044年。未来の犯罪組織が時間移動技術を悪用し、始末したい相手を過去に送る。それを待ち構えて殺す処刑人、通称“ルーパー”として働くひとりの男(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)。だが、ある日送られてきたのは、30年後の自分自身(ブルース・ウィリス)だった——。多少の矛盾はありながら、十分に魅せてしまうエンタテインな脚本と、主演二人の存在感のある演技のおかげで、味わい深いSFアクションとなった。賛否わかれたラストも○。

【CDジャーナル 2013年07月号掲載】