Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

アメリカン・ホラー・ストーリー

あの『glee』の制作陣が一転、古く豪奢な屋敷を舞台に繰り返されるホラーに挑戦。メインは現代の精神科医の一家だが、歴代住人が巻き込まれる事件の挿話がことごとく陰惨で巧い(そして彼らは屋敷に縛られたゴーストと化す)。女の目にはただの老婆に、男の目にはガーター・ベルトの妖艶美女に見えるというメイド(筆者イチオシキャラ!)を中心としたエロティズムも挟み、またロスで都市伝説化している実話“ブラック・ダリア事件”を組み込むなど、細部にも手を抜かない。全12話、あっという間だった。

【CDジャーナル 2013年08月号掲載】