Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

40歳からの家族ケーカク

結婚して十数年、二人の娘にも恵まれた。目下の悩みは娘の反抗期と、妻はタバコ、夫は甘物をやめられないこと。やや倦怠期、ややセックスレス。仕事も今イチ。そんなありふれた家族の、年月によるくすみや汚れ、それが夫婦の40歳の誕生パーティ計画をきっかけに目立ち始め、全員のイライラのピークはパーティ当日に重なって──。“家族の仕切り直し”、ただそれだけの小さなお話。だからこそ誰もが身につまされる。余談だがエンド・ロールをお見逃しなく。“校長室の女”に個人的助演女優賞を(笑)。

【CDジャーナル 2013年10月号掲載】