Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

あの頃、君を追いかけた

'90年代のやや牧歌的な、台湾の若者の青春物語。同じ高校に通う男女ふたりは実は惹かれ合っているが、互いに言葉にすることができない。そのかわり、優等生の女生徒は悪ガキの男子生徒にムリヤリ勉強を教えようとする。悪ガキも、渋々と従う。青春物の定番、ふたりの周囲の男はみんなバカで陽気なスケベで、画面を賑わす。全体としては古くからの恋愛物の定型の域を出ないが、“付き合ってないのに成就する恋”というテーマが新鮮。また、本作で人気女優となったミシェル・チェン(陳妍希)の清らかさは特筆物。

【CDジャーナル 2014年04月号掲載】