Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ゼンタイ

ゼンタイ。全身タイツの略で、要は「○○戦隊××レンジャー」が着用する、全身一体のナイロン系の衣装。そのカラフルでボディ・ラインの露わな自己主張性に反して、顔と表情は覆われていて見えない。それを愛好する素人の秘密集会があり(この時点で驚愕!)それぞれ年齢も立場も違う男女が集まる。もちろん各々の顔は見えない。しかし打ち解けるうち次第に彼らの生活や悩みが滲み出てきて──。全体にやや青臭いのは当然で、若手俳優たちのワークショップを橋口亮輔監督が統合、商業レベルに持ち上げた。皆の将来に期待。

【CDジャーナル 2014年07月号掲載】