Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

偉大なる、しゅららぼん

琵琶湖を挟んで古来より反目し合う二つの家系。ともに“授かった能力”を持ち、相手を操ったり心を読んだりできる──いわば純和風超能力モノ、あるいは関西系大ボラ話(笑)。しかし意外と違和感もなく、この荒唐無稽な話に引き込まれていく。原作は人気作家の万城目学、主演は岡田将生濱田岳、脇は多彩に深田恭子笹野高史ら、主題歌はももクロと、豪華面々を揃えた。が、興行的にはまったくゴニョゴニョ……。えー、面白いのになあ。万城目学のクセのある世界観にハマれるかどうかがカギ。

【CDジャーナル 2014年09月号掲載】