Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

もしも君に恋したら

小品ながらウェルメイドなラブ・ストーリー。失恋したばかりの元医学生(D・ラドクリフ)がバーで偶然知り合った女子は、超生真面目で彼氏持ち。長年付き合った彼氏と添い遂げるつもりでおり、主人公にはなびこうとしない。主人公も堅物で、口説くこともできない。一方、彼らの友人たちは性格も正反対、性的にも自由奔放なタイプで……。カウチ映画としては十分楽しめる一作。が、映画史の中では「ハリー・ポッターの重いコートを脱ぎ捨てようともがいているラドクリフの一作」という位置づけになるだろう。

【CDジャーナル 2015年04月号掲載】