Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ファーゴ

アカデミー脚本賞、カンヌ監督賞を獲ったコーエン兄弟の名作『ファーゴ』が、 世界観、舞台をそのままに新たなストーリーでTVドラマ(全10話)として復活。極寒のミネソタ州の小さな町で起こる連続殺人事件。どこかまぬけな、悪人でもない人たちのちょっとした“気の迷い”が引き金となって事件がどんどん 悪いほうへと転がっていく。ハードコアなサスペンス描写ととぼけた味わいの組み合わせのコーエン節は健在。『ノー・カントリー』を思わせる不気味な“絶対悪”をビリー・ボブ・ソーントンが演じる。

【CDジャーナル 2015年10月号掲載】