Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

ジュラシック・ワールド

93年の“ジュラシック・パーク”の大惨劇から22年。懲りない人間は同じ島に“ワールド”を建設、今では大人気のリゾート地に。恐竜を単なるビジネス・アイテムと捉える者、敬意を持ち絆を結ぼうとする者、密かに軍事兵器化を狙う者など、運営側の思惑も交錯し──。シリーズ4作目、“遺伝子工学で恐竜を再生→コントロール失敗→大パニックに”という大筋は変えようがなく、同工異曲の罠に陥るかと思いきや、圧倒的な映像の力技で観客をねじ伏せる。旧作や同系映画へのオマージュ、パロディがあちこちに仕込まれているのもオツ。

【CDジャーナル 2016年03月号掲載】