Shota’s Movie Review

2003年から「CDジャーナル」誌(音楽出版社 刊)に掲載されてきた映画レビューを再録しています。

パッセンジャー

5000人の乗客が巨大宇宙船の中で人工冬眠し、120年をかけて別の惑星への移住を試みる。しかし何かの故障か、予定より90年も早く一人の男が、続いてまた一人の若い女が目を覚ましてしまう。このままでは二人きり、船の中で残り数十年の人生を終えることに──! 孤独と絶望、諦観、そして二人の関係性の変化。SFとしては決して新奇な題材ではないが(藤子・F・不二雄なら30ページのマンガにしそう)、それがちゃんと魅力的に見えるのは、恋愛モノとして上出来だから。そして宇宙船のデザインがカッコいい!

【CDジャーナル 2017年08月号掲載】